診療案内

良い歯並び・悪い歯並び

欧米では、歯並びや噛み合わせの良さは健康管理の一つと考えられており、大学進学者のほぼ全員が矯正治療経験者となっています。
また、スポーツ選手が噛み合せを治療すると、パフォーマンスが向上する事が報告されています。
近年、日本でも矯正に対する意識が高まり、矯正を行う人が増えています。
多摩境オレンジ歯科では、なるべく抜歯をしない方針で矯正を行っています。

良い歯並びの条件

良い歯並びは、噛んだ時の
噛み合わせがしっかりと接合します。

良い歯並び

良い歯並びとは、見た目の整然さだけを指すのではなく、噛み合わせが重要となります。
良い噛み合わせとは、噛んだ時に、上下が前後で2~3mm重なり、前歯のライン(中央の歯と歯の境目)が揃っている状態です。
また、前の下の歯を除き、上下の歯が互いに、1本につき2本が対応している状態が良い噛み合わせと言えます。
多くの場合、噛み合わせに多少のズレがあったりして、完璧な歯並びの人はなかなかいないものなのですが、矯正を行うことで、良い状態に近づけることができます。

悪い歯並び・噛み合わせの種類

歯並びが悪いと、磨きにくい部分がムシ歯になりやすくなり、歯垢(しこう)や歯石が沈着し、そこに繁殖した細菌が歯周病を引き起こしたりします。
また、歯と歯の隙間が大きかったり、内側に倒れている場合などは、美観の問題だけでなく、正しい舌の動きができないため、発音がおかしくなることがあります。
いずれにしても、歯列矯正を行う事で、精神的にも肉体的にも、生活の質を高める事につながりますので、歯並びの気になる方は、なるべく早く私共にお気軽に相談される事をお勧めします。

上顎前突(出っ歯)
上顎前突(出っ歯)
上の歯が前に出ている噛み合わせを上顎前突(出っ歯)といいます。歯が前に出ていると、折れたり唇を切ったりしやすく、見た目もよくありません。
このような人は「六歳臼歯」が前に位置していることが多いため、小学生低学年のときからヘッドギアーという装置を使って噛み合わせを正しい位置になおします。
反対咬合(受け口)
反対咬合(受け口)
下の歯が上の歯より前に出ている噛み合わせを反対咬合(受け口)といいます。
受け口の人は、食べ物がよく噛めないだけでなく、聞き取りにくい話し方になります。治療にはチンキャップという装置を使って下アゴの発育を抑える場合もあります。
開咬
開咬
奥歯を噛んでも前歯が噛み合わず、開いている状態です。指しゃぶりや舌を出すクセがあったり、遺伝などが原因です。前歯で食べ物を噛み切ることができないばかりでなく、正しい発音もできません。
クセが原因の場合は、子どものうちなら単純な装置だけで治療することもできます。
叢生(八重歯・乱ぐい歯)
叢生(八重歯・乱ぐい歯)
アゴが小さく、歯が並ぶ場所が狭くて、歯並びがデコボコになるのが乱ぐい歯(叢生)です。症状がひどくなると、あとから出てくる歯が歯列から外にはみ出し、重なりあって生えて「八重歯」と呼ばれる状態になります。犬歯がはみ出した場合も八重歯です。
叢生の場合、歯ブラシがとどかず歯垢が残りやすくなります。歯が汚れやすいので、虫歯や歯周病の原因になり、健康な歯の寿命を短くしてしまいます。
正中離開(すきっ歯)
正中離開(すきっ歯)
上アゴの中切歯(一番前の歯)は、生えてくるときは開いていますが、側切歯(中切歯のとなりの歯)が生えてくると閉じるのが普通です。しかし、永久歯が小さすぎたり、上唇の内側のひだが大きすぎる時、また、中切歯の根の間によけいな歯(過剰歯)が生えてきた場合には開いたままになってしまいます。この様な状態になると、発音(特にサシスセソ)がしにくくなります。

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